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2023.11.20
教育・研究 湘南

情報学部 竹林紀雄教授が東京新聞の文化欄にコラムを寄稿しました

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情報学部 メディア表現学科の竹林紀雄教授が104日(水)東京新聞夕刊の文化欄にコラムを寄稿されました。世界の今に向き合う山形国際ドキュメンタリー映画祭の意義と現状について述べられたものです。

竹林教授は映像表現や映像メディア研究を専門としています。また、文化庁芸術祭執行委員、山形国際ドキュメンタリー映画祭やFNSドキュメンタリー大賞の選考委員をつとめられるなど映像表現分野の発展のための学外活動にも取り組まれています。

記事についての詳細は以下の通りです。


【掲載紙】
 東京新聞(夕刊)

【掲載日】
 10月4日(水)

【記事タイトル】
 
「世界の今」に向き合う-山形国際ドキュメンタリー映画祭 


※画像をクリックしていただくと新聞の記事の全文をご覧いただけます。
※この記事は著作権者である竹林紀雄教授の許可を得て、全文公開しております。

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【竹林紀雄教授のコメント】
 山形国際ドキュメンタリー映画祭の魅力を端的にいえば、ドキュメンタリーを定義しない自由さと多種多様な作品を認める寛容性があるからです。ドキュメンタリーを掲げていますが、実験映画やアート映像作品も受け入れています。いわば映像表現の可能性を追い求める映画祭です。
 いま世界は不確実性に満ちています。パックス・アメリカーナ、つまりアメリカの圧倒的な軍事力・経済力・政治力によって維持された平和が幻想となった今、世界はどこに向かっているのでしょうか。そして、どこに着地しようとしているのでしょうか。
 ロシアとウクライナの戦争だけではありません。ミャンマー内戦、シリア内戦、クルド対トルコ紛争、そしてイスラエルのパレスチナ侵攻。いま世界は分断化のなかにあります。これまでもこの映画祭では、映画を通して強い人間に出会ってきました。そしてこれからも、理不尽にも弱い立場に立たされながらも情熱をもって映画を撮る制作者、そして強靭な意志をもって生きる人間を描いた映画に出会えると信じます。

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