12/14(木)特別講師:永江二朗 先生(映画監督・脚本家)を招聘しメディア表現学科連続特別講義「メディア表現の最前線から」Vol.2『迂(う)をもって直となす』を開講します。
昨年の映画『きさらぎ駅』、そして最新作の映画『リゾートバイト』(2023年10月20日公開)等のホラー映画の独創的な映像表現で若い世代の心をつかむ一方で、山本周五郎人情時代劇「めおと蝶」で2016年度民放連盟賞ドラマ部門優秀賞を受賞するなど重厚な演出で世代を問わず評価される永江二朗先生を本学メディア表現学科にお迎えします。永江先生がどのようにして夢を実現されたのか。映像業界を目指す人だけでなく参考にしてほしい特別講義です。
詳細は以下の通りです。
特別講義『迂(う)をもって直となす』
映画監督・脚本家 永江二朗 先生
【日時】
12月14日(木)5時限目16:30~18:00
【会場】
湘南キャンパス内 ※対面
【聴講対象】
メディア表現学科の全ての学生
【講義概要】
「迂をもって直となす」は私の座右の銘で、元々は孫子に書かれた一文ですが、私がこの言葉を知ったのはプロ野球・野村克也監督の著書「弱者が勝者になるために」でした。野村監督は著書の中で「遠回りしているようで、実はそれが最短の道」という意味でこの言葉を使われていたのですが、当時、映画監督を目指していた私は芸術大学に行きたかったのにも関わらず、普通の経済大学に進学していたので、この言葉には本当に救われました。経済大学出身の私がどのように映画監督になったのか、ホラー映画界という特殊なジャンルとの出会いや助監督から監督になるまで、「迂をもって直となす」だったのかを講義したいと思います。
■特別講師:映画監督・脚本家 永江二朗 先生
■プロフィール
映画監督・脚本家。1979年生まれ、兵庫県神戸市出身。株式会社キャンター所属。2011年「2ちゃんねるの呪い劇場版」で監督デビュー。「ニコニコ生放送・ホラー百物語」にて「リング」「呪怨」「着信アリ」など厳選されたホラー100作品の中からNo.1評価に輝いた「心霊写真部」や「リアル鬼ごっこ」で知られる山田悠介原作の映画「骨壺」など数々のホラー作品を手掛ける。主演・吉沢亮で実写化した500万部を超える人気漫画「トモダチゲーム」3部作が好評を博し、2020年公開の映画「真・鮫島事件」(主演/武田玲奈)でJホラー界の巨匠・清水崇監督をはじめ、Jホラーの父・鶴田法男監督、「呪いのビデオ」「残穢」の中村義洋監督など錚々たるホラー監督達から絶賛された。
その後、ネット怪談シリーズ第2弾として公開された映画「きさらぎ駅」(主演/恒松祐里)がスマッシュヒットを記録し、配信サービスが開始されるやいなやNetflixランキング第1位・AmazonPrimeVideoランキング第2位を獲得。第3弾としてネット都市伝説の集大成ともいわれる映画「リゾートバイト」が2023年10月20日に公開され、Filmarksの初日満足度ランキング第3位にランクインし、今、Jホラー界でもっとも注目されている監督である。
■聴講希望等、問い合わせ先
情報学部メディア表現学科 竹林紀雄 教授
メール:noritake@bunkyo.ac.jp
■メディア表現学科連続特別講義「メディア表現の最前線から」ラインナップ
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第一回 12/12(火)3時限目
特別講師:高畑隆史 先生:テレビドラマ・映画監督 -
第二回 12/14(木)5時限目
特別講師:永江二朗 先生:映画監督 -
第三回
12/19(火)4時限目開講延期
特別講師:井上秀明 先生:映画・ドキュメンタリー編集者 -
第四回 1/9(火)3時限目
特別講師:中村高寛 先生:ドキュメンタリー映画監督 -
第五回 1/9(火)5時限目
特別講師:三浦淳信 先生:「 Mr.サンデー」チーフプロデューサー(フジテレビ) -
第六回 1/11(木)3時限目
特別講師:秋吉久美子 先生:女優 -
第七回 1/11(木)4時限目
特別講師:照屋林賢 先生:作曲家、ミュージシャン、映像作家 -
第八回 1/18(木)5時限目
特別講師:大江麻理子 先生:テレビキャスター(テレビ東京)
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