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2019.05.21
イベント

【湘南校舎】情報学部情報システム学科の川合ゼミが企業と共同開発したシステムが「人とくるまのテクノロジー展」にて展示されます

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情報学部情報システム学科の川合康央ゼミナールが株式会社ネクスティ エレクトロニクスと「自動運転及びEV検討用シミュレータの外界環境」プロジェクトで共同開発したシステムが、5月22日から24日までパシフィコ横浜で開催される「人とくるまのテクノロジー展2019 横浜」にて展示されます。このシステムは、自動運転のシミュレーションに必要な仮想空間を精密に再現したものです。

自動運転のプログラムを強化するには、膨大な量の学習データが必要であり、実車でのデータ収集には限界があるため、シミュレーションシステムが開発されてきました。しかし、これまでの自動運転車両を仮想的に試験するシミュレーションシステムの環境構築には、精緻な都市モデルが必要となり、多額の費用が必要でした。本システムでは,国土地理院のオープンデータや、ゲームエンジンなどの安価な開発環境を組み合わせることによって、低コストで、リアルな都市空間を再現することが可能となりました。

今回の共同開発は、川合ゼミが2018年9月に「東京ゲームショウ」に出展した際、展示していた「津波避難行動シミュレーションシステム」を見た企業担当者から、「本システムを自動運転車両のための都市空間シミュレーションに応用できないか」と声をかけられたことで実現しました。

システムの開発には、3年のゼミ生が6名、4年のゼミ生が8名参加しており、湘南台を中心とした藤沢市の広域都市モデルの開発や、特定の交差点を再現する作業に取り組みました。
今回の出展に際して川合教授は、「学生とともに研究してきた技術を応用・発展させて、社会の様々な課題の解決に利用していきたいと考えています。」とコメントしています。
川合ゼミでは、本システム以外にも、「旧東海道ふじさわ宿景観シミュレーションシステム」などを通じて、地域との連携を深めています。

■「人とくるまのテクノロジー展2019 横浜」詳細
日時:2019年5月22日(水)、23日(木)、24日(金) 10時~18時(24日は17時まで)
場所:パシフィコ横浜 展示ホール
展示ブース:218
参考URL:https://expo.jsae.or.jp/ (人とくるまのテクノロジー展2019オフィシャルサイト)

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