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2019.10.02
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【越谷校舎】図書館職員 藤倉恵一さんが、私立大学図書館協会の「2018年度協会賞」を受賞しました

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図書館職員 藤倉恵一さんが私立大学図書館協会の「2018年度協会賞」を受賞しました。

私立大学図書館協会は、大学図書館の改善発展を図ることを目的とし、これに関する調査・研究及びその成果の刊行、研究会・講演会等の開催、機関誌の刊行、対外関係活動等の諸事業を行っています。

今回藤倉恵一さんが受賞した私立大学図書館協会の「協会賞」は、協会加盟校図書館のうち,図書館・情報学分野の研究・調査や大学図書館の経営管理上顕著な業績や寄与・貢献のあった個人・機関に対し授与される制度で、1955(昭和30)年に設立されました。今年度の授賞式は2019年8月29日(木)帝京大学にて行われました。

受賞の概要
・種別 第1部(図書館・情報学の研究・調査業績)
    図書館・情報学一般部門<協会賞授与規程第3条の(1)>
・業績 『日本十進分類法の成立と展開:日本の「標準」への道程1928-1949』樹村房2018.10.1


今回の受賞は、藤倉さんが執筆した著書『日本十進分類法の成立と展開:日本の「標準」への道程1928-1949』(樹村房刊)の刊行に対するものです。
長期間に亘る研鑽を背景として、日本十進分類法(NDC)の歴史的変遷を辿った労作であり、加盟館のみならず、広く図書館員の知識と理解を深める内容である点が、評価され、採択ポイントに該当したため、協会賞の受賞となりました。

現在、国内図書館の大部分で用いられている図書分類法である「日本十進分類法」がどのように成立し、日本の標準になるに至ったかはこれまでほとんど研究対象となっていませんでしたが、それを明らかにし、まとめあげたのが本書です。

受賞した藤倉さんは、以下のように感想を述べています。
「今回、2006年度に続いて2度目の受賞となり,心から光栄に存じます。そして前回は『図書館のための個人情報保護ガイドブック』(日本図書館協会刊)の刊行に対するもので、当時の時機にあったものでしたが,今回は地味で地道な研究が評価されたことが率直に嬉しく思います。現在のわたしの業務は、学生や教職員から学習・研究に関する相談に応じたり、文献の探索法を教えたりすることなどが主ですが、自身の調査研究の経験が業務に還元できると思っています。」

私立大学図書館協会協会賞 過去の受賞者についてはこちらをご覧ください。

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