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2020.03.23
教育・研究 越谷

【著作物紹介】教育学部 実川恵子教授 著 『後拾遺和歌集 新風と「をかしき風躰」』

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白河天皇の勅命で編纂された『後拾遺和歌集』の「雑部」は、『古今和歌集』を基盤としながらも、撰者通俊の庶幾する新風が示されます。それらの詠歌に触れ、藤原俊成が『古来風躰抄』で「ひとへにをかしき風躰」ととらえた新奇な発想と表現に着目し、その独自な編纂・構造の意図を探ります。また、和泉式部らの女性歌人増大の意味についても考察し、平安後期和歌史の終着点たる『新古今和歌集』に向かう端緒を開く勅撰集として注目してきた著者積年の力作です。

【著 者】実川恵子
【著作名】『後拾遺和歌集 新風と「をかしき風躰」』
【出版日】2020年3月16日
【出版社】武蔵野書院
【頁 数】220ページ
【 ISBN 】978-4-8386-0728-0

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