2021年9月7日、8日の2日間に渡り、国際学部孫ゼミナールの学生を中心に、マレーシアペナン島の多言語・多文化を体感するオンライン研修を実施しました。
初日は、世界遺産の街ジョージタウン観光ガイドをしているクレメントさんの案内で事前に収録した街の様子を見ながら、街の歴史、言語・宗教・文化の多様性についてお話を聞きました。多文化背景をもつ人々がどのように平和に暮らすことができるのかたくさんのヒントをいただきました。
2日目は、マレー半島部クリアン川河口のスンガイアチェ村にあるマングローブ植林教育センターとオンラインで繋ぎ、漁民グループPIFWAによる植林活動、漁村の生活等について、マレー語・英語・日本語が飛び交う中でお話を聞いたり、質問したりと交流を深めました。学生たちは現地との交流を通して多くの刺激を受けていました。学生たちの参加コメントは下記の通りです。
国際学部国際理解学科3年 田邉芙優さん
今回印象に残ったことは、マレーシアは多民族国家にも関わらず、平和的に共存しているということです。20年ほど争いもなく、それぞれの歴史や文化を大切にできる環境があることはマレーシアの魅力だと感じました。また、コロナ禍で現地には行けませんでしたが、マレーシアについて学ぶだけでなく、現地の方から直接お話を聞き、マレー語や英語などの言語に触れ、貴重な経験ができました。今回学んだからこそ現地に行った際の気づきも増えると思うので、今度は現地に行き実際に体験したいです。
国際学部国際観光学科4年 三森杏奈さん
マレーシアツアーでは、歴史から始まり、民族や文化、様々なアイデンティティを持つ人々、国内の雰囲気、観光や現在の状況に至るまで詳しく学ぶことができました。お話の中で特に印象に残っているのは「マレーシアは絶対がない」という言葉です。絶対がないからこそ、挑戦しやすく、自分らしさが発揮できると思います。大人になるにつれ、自分や周囲が作ってしまった絶対に流され、縮こまってしまうこともありましたが、失敗を恐れず挑戦していこうと思いました。
なお、このプログラムは、特定非営利活動法人パルシックのコーディネートにより実施することができました。心より感謝申し上げます。
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