国際学部 専任講師の青木洋高先生が『物語が生まれるフードツーリズム――消費される食からの脱却、メディアとしての食』を執筆しました。
フードツーリズムにおいて、旅行者はどのように地域と関係を結び、その体験を意味づけていくのか。食を消費の対象にとどめるのではなく、人と地域をつなぐ「メディア」として位置づけ、旅行者が地域の歴史や文化、人びとの営みに触れることで生まれる「物語経験」に注目しています。
また、ナラティヴ・アプローチを用い、具体的事例の分析を通して、生産者や地域の担い手など多様なアクターとの相互行為のなかで、旅行者が物語経験を形成していくプロセスを明らかにしています。消費経験としてのフードツーリズムを、いかに物語経験へと昇華できるのか。その理論的枠組みとして「フードツーリズムにおける物語経験の展開プロセスモデル」を提示しています。
フードツーリズム研究に新たな視点を提示するとともに、研究者のみならず、地域づくりや観光実務に携わる人々にとっても、理論と現場を往還するための知見を提供する一冊です。
出版物の概要は、以下の通りです。
【著者】 青木 洋高
【著作名】 物語が生まれるフードツーリズム――消費される食からの脱却、メディアとしての食
【出版日】 2026年3月25日
【出版】 明石書店
【頁数】 300ページ
【ISBN】 9784750360584
【関連リンク】 https://www.akashi.co.jp/book/b675412.html
【目次】
第1章 〈旅〉と〈食〉のかかわり
第2章 既往研究の整理と本書の位置づけ
第3章 物語経験の展開プロセス
第4章 ケース・スタディI 海女小屋〈はちまんかまど〉
第5章 ケース・スタディII 〈ビールスタンド重富〉
第6章 ケース・スタディIII ゲストハウス〈暮らしの宿 福のや、〉・〈大野岳の麓 茶や、〉
インタールード〈ハートンツリー〉〈茶舗焙焙焙〉〈えどがわメティ〉〈リバーブックス〉
第7章 総合考察
第8章 結論

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