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2026.09.15
教育・研究 東京あだち

文教大学で「人を大切にする経営学会 第13回全国大会」を開催:経営学部・田中克昌教授が実行委員長、ゼミ生らと特別講演で「インクルーシブイノベーション」を発信、ゼミ生40名が大会運営でも活躍

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文教大学は、2026年9月9日(水)、東京あだちキャンパスにおいて「人を大切にする経営学会 第13回全国大会」を開催しました。当日は、全国から企業経営者、研究者、学生など400名を超える参加者が来場しました。
本大会では、文教大学経営学部の田中克昌教授が実行委員長を務め、田中ゼミナールの学生も大会運営を支援しました。また、特別講演では、田中教授とゼミナール生、医療的ケアを必要とする学生、介助者が登壇し、企業との課題解決型学修(PBL)を通じた学生の成長と新たな価値創出について発表しました。

「人を大切にする経営と地域貢献・社会貢献」をテーマに全国大会を開催
第13回全国大会のテーマは「人を大切にする経営と地域貢献・社会貢献」です。
文教大学は建学の精神として「人間愛」を掲げ、経営学部では「人間尊重の経営」を教育理念としています。本大会には、企業・公的機関・金融機関の関係者など幅広い分野から参加者が集まり、講演や研究報告を通じて、人を大切にする経営と企業・地域・社会との関わりについて議論が行われました。
大会の運営には田中ゼミナールの40名の学生も支援に入りました。学生にとって、400名を超える参加者が集まる全国大会に携わり、全国から参加した企業経営者や研究者等と接する貴重な機会となりました。

医療的ケアを必要とする学生らと「インクルーシブイノベーション」をテーマに特別講演
大会では、田中教授による特別講演「企業との課題解決型学修(PBL)がもたらす新たな価値―医療的ケアが必要な学生との共創によるインクルーシブイノベーション―」が行われました。
特別講演には、田中教授とともに、田中ゼミナールの関根遼也さん、島寛之さん、田中琉斐さん、荒木光琉さん、永井空さん、西村翼さん、小林菜々花さん、細井美玖さん、福本愛さん、日常的に医療的ケアを必要としながら学ぶ経営学部4年の中村亮介さん、中村さんの介助者である佐々木淑子さん(社会福祉法人ソーシャルディベロップメントジャパン)が登壇しました。
田中ゼミナールでは、企業や地域と連携した課題解決型学修(PBL)に取り組んでいます。今回の特別講演では、トリドールホールディングスやエステーとのPBLを紹介し、医療的ケアを必要とする学生の経験や個性を、社会課題の発見や新たな商品・サービスを考えるための視点として生かす取り組みについて発表しました。
また、中村さんと田中ゼミナールの学生は、2026年8月23日に開催された「第15回日本小児在宅医学会学術集会」においても、医療的ケアを必要とする学生と協働して取り組んだPBLの成果を発表しています。
今回の特別講演では、これまでの実践を理論としてまとめ、学生一人ひとりの特徴や経験を生かしたPBLを通じて、人と人との関係性に不可逆的な変化をもたらす「インクルーシブイノベーション」の実現について報告しました。

人を大切にする経営学会 坂本光司 名誉会長のコメント
「人を大切にする経営学会」第13回全国大会において、特別講演をされた、文教大学経営学部の田中ゼミの学生などによる発表は、テーマといい、その構成といい、さらにはプレゼン方法といい、これが学部学生か、と思うほど、立派な内容でした。とりわけ、教室を埋め尽くした400名を超える参加者に、感動・感嘆・感銘を与えてくれたのは、医療的ケアを必要とする中村さんの堂々とした発表や、普段、表舞台に登場する機会のあまりない、介助者の佐々木さんの心に染み入るお話、さらには、多くのゼミ生によるリレー方式での一糸乱れぬ見事なプレゼンでした。時代が強く求める価値ある人財とは「強くて優しい人」、優秀な人とは「優しさに秀でた人」が、私たち学会の定義ですが、プレゼンしてくれた学生、裏方で運営してくれた学生は、正にその体現者ばかりでした。ありがとうございました。

人を大切にする経営学会 赤岩 茂 会長のコメント
今回の全国大会では多大なご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。特に、ゼミの学生の皆さんの協力と発表には感銘を受けました。学生の挨拶や姿勢も清々しく、「育ての文教」の名のとおり、人をつくる教育の力を感じました。また、障がいのある方を支援・配慮の対象として捉えるのではなく、その視点や経験から課題を捉え、新たな価値創造につなげていくという発表は、まさに目から鱗でした。課題解決型学修の大きな可能性を感じています。

特別講演・大会運営に参画した宍戸絢音さん(経営学部4年・田中ゼミ、ゼミ長)のコメント
田中ゼミナールでは、社会や企業の課題に答えを出すだけでなく、その先にいる人や背景まで考える大切さを学びました。多様な仲間と活動する中で、自分の当たり前が覆され、互いに成長できたと感じています。高校生活ではコロナ禍で多くの経験を失いましたが、大学では普通ではできない多くの経験に恵まれました。春から社会人として、人の気持ちや背景を想像し、仲間とともに、誰かの心が動く瞬間をつくり続けたいと思います。

特別講演に登壇した中村亮介さん(経営学部4年)のコメント
今回、人を大切にする経営学会の特別講演で、田中ゼミの皆さんや介助者と取り組んできたPBLについて発表する機会をいただき、本当にありがとうございました。私は気管切開をしているため、自分の声で話すことができませんが、自分の経験や思いをAIの声を使って伝えました。とても緊張しましたが、障がいがあっても、仲間と一緒に学び、考え、挑戦してきたことを多くの方に聞いていただけたことがとてもうれしかったです。このような発表の場をいただいた学会の皆様に、心から感謝しています。

大会運営に参画した清水彬之介さん(経営学部3年・田中ゼミ、ゼミ長)のコメント
3年生は会場内外での案内や誘導を中心に大会運営に携わり、全国から多くの方が集まる大会を支える責任とやりがいを感じました。また、来賓としてお越しいただいたエステー株式会社の皆様とは、9月末からPBLが始まります。この全国大会で得た経験を生かし、3年生全員で力を合わせて、エステー社と社会の課題に向き合い、新たな価値につながる課題解決策の提案を目指します。

第13回全国大会 実行委員長 田中克昌 教授(文教大学 経営学部)のコメント
本学にとって、今回の全国大会はかけがえのない経験となりました。学生たちは大会運営や特別講演を通じて、多くの皆様と交流し、貴重な学びを得ました。私は「自走する組織」を教育の基本とし、特別講演の学生発表部分は、資料の作成から発表方法まで学生に任せました。中村さんも仲間の支援を受けながら、AIの声を自ら試行錯誤して完成させました。学生が自ら考え、自ら動き、自分自身の言葉で発表したからこそ、その魂が伝わりました。ご来場いただきました皆様に、心より御礼申し上げます。

「人を大切にする経営学会 第13回全国大会」開催概要
【開催日】2026年9月9日(水)
【会場】文教大学 東京あだちキャンパス
【大会テーマ】「人を大切にする経営と地域貢献・社会貢献」
【実行委員長】田中克昌(文教大学経営学部 教授)

【特別講演】
「企業との課題解決型学修(PBL)がもたらす新たな価値―医療的ケアが必要な学生との共創によるインクルーシブイノベーション―」

【登壇者】
田中克昌(文教大学経営学部 教授)
関根遼也、島寛之、田中琉斐、荒木光琉、永井空、西村翼、小林菜々花、細井美玖、福本愛(文教大学経営学部4年 田中克昌ゼミナール)
中村亮介(文教大学経営学部 4年)
佐々木淑子(社会福祉法人ソーシャルディベロップメントジャパン)


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