経営学部 田中克昌ゼミナールの学生チームが、10月26日(木)に開催された「第3回トリドール持続可能ビジネスコンテスト」に出場し、最優秀賞(優勝)を獲得しました。昨年度(2022年度)開催された第2回大会に続き、同ゼミナールから参加した学生が2連覇を達成しました。
「トリドール持続可能ビジネスコンテスト」は、丸亀製麺やコナズ珈琲等のブランドをグローバルに展開するトリドール・ホールディングスが主催するコンテストです。今回の第3回大会では6大学13チームが予選に参加し、同ゼミナールからは2チームが事前審査を通過しファイナリストに選出され、SDGsの達成に貢献し、経営課題を解決する持続可能な提案を同社の経営者に行いました。
当日はShamrock Records社が開発したアプリ『UDトーク』(コミュニケーション支援アプリケーション)」を、ジャパンディスプレイ社が開発した透明ディスプレイに接続しプレゼンが行われました。このたびの学生の提案にあたっては、他にも多くの企業及び行政機関の皆様にご支援、ご協力をいただいており、この場をお借りし、心より御礼申し上げます。
各チームのプレゼンテーションの内容は以下の通りです。
・タイトル | 「MONICOM」(リーダー:東咲希さん) |
・内容 | 丸亀製麺での接客において、透明ディスプレイに文字を表示する機器を活用し、ユニバーサルコミュニケーションを実現するシステムを提案しました。聴覚障がい者の接客支援と雇用支援をはじめ、高齢者、外国人へと活用領域を拡げる提案を行いました。 |
・タイトル | 「余剰資源をエシカルジンに」(リーダー:関根佳祐さん) |
・内容 | 丸亀製麺の余剰のうどんやコナズ珈琲の抽出後のコーヒーの粉を活用し、アップサイクルという手法によって、地球環境にとって優しい素材でつくるジンであるエシカルジンの製造を提案しました。 |
<学生のコメント(東咲希さん(経営学部経営学科 3年生))>
最優秀賞を受賞し、トリドールの方々の心に響き、飲食店業界において今後、さらに全ての人に優しい環境になる1歩に繋がったことを大変うれしく思います。
今回の提案は私のような聴覚障がいを持っている方々への不安を取り除きたい、お互いが笑顔になれるコミュニケーションはどうやったら実現できるのかを軸に考えていきました。また、聴覚障がい者に限らず高齢者、外国人とコミュニケーションをとるためのツールとして提供できるのでは無いかと考えました。
田中先生とチームメンバーとともに、市場調査やプレゼン作成を行い、お互い切磋琢磨した努力が今回の結果に表れたと感じております。私が立案した内容に一生懸命調べて理解しようと努力し、ついてきてくれたチームメンバーには感謝しかないです。また、多くの人の支えがありこのプレゼンができたことを大変嬉しく思っております。ありがとうございました。
なお、2022年度に開催された第2回コンテストで同ゼミナールから参加したチームが受賞した「最優秀賞」の副賞として、東京あだちキャンパスで開催される第3回華叉祭(2023年度)にトリドールグループからキッチンカーが出展し、11月12日(日)12時から、丸亀製麺のうどん200食が無料で提供されます。
【関連リンク】
https://www.bunkyo.ac.jp/news/archive/2022/story_39995.php
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